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このテンプレートで毎月作る作業は、まるごと任せることもできます。データや写真を送るだけで、御社の書式に合わせてこちらで作ります。まずは1回分を無料でお作りします。
Microsoft 365・Excel 2016 以降と Google スプレッドシート(PowerPoint は Google スライド)で開けます。社内で自由に書き換えて使ってください(再配布・販売はご遠慮ください)。
毎月の作成の管理には、作成進捗の管理表や送る前のチェックリスト(お役立ち資料・無料)も使えます。
記入例(数字・社名は架空)





このテンプレートのポイント
- 社内向けは、受付の日時・方法・受付者・種類・状況、お申し出の内容、確かめた事実、対応の経緯、原因、再発防止策、社内に共有したいことと、承認・確認・作成の印の欄です
- お客様向けは、宛名・差出人・件名・お詫びの前文のあと、「記」に確かめた事実・影響・当社の対応・再発防止策・今後のご連絡を並べる書面です
- 受付方法(電話・メールなど)、種類(商品・作業・接客など)、状況(対応中・完了)は、Excelでは一覧から選べます
- 記入例は、報告書の書き方の記事の例文21(エアコンの室外機の音のお申し出の第一報)の、その後をまとめたものです
- 例文は、事実・影響・対応・再発防止の4つに絞り、社内向けとお客様向けで書き方を変えています
クレーム報告書とは、お客様からのお申し出(苦情・ご指摘)について、その内容、確かめた事実、取った対応、原因、再発防止策をまとめ、社内で共有するための書類です。同じお申し出をほかの担当者や店舗で起こさないこと、お客様にいつ・誰が・何をしたかを社内で追えるようにしておくことが目的です。
このテンプレートは、社内で共有する社内向けの報告書と、お申し出をくださったお客様にお詫びと対策を伝えるお客様向けの書面の2種類を、WordとExcelで同じ欄にしたものです。社内向けには対応の経緯の表と原因・再発防止策を、お客様向けには事実・影響・対応・再発防止策を書く欄を置いています。
テンプレートの中身(社内向け・お客様向け)
| 欄 | 社内向け(社内の共有) | お客様向け(お詫びと対策) |
|---|---|---|
| 頭 | 表題・番号、件名、宛先、報告日、報告者、状況(対応中・完了) | 番号・日付、宛名・差出人、件名、お詫びの前文、「記」 |
| 受付 | 受付日時、受付方法(電話・メール・来店・訪問・その他)、受付者、種類(商品・作業・接客・対応・納期・説明・請求・その他)、お客様 | お申し出の日、対象 |
| 本文 | 1. お申し出の内容、2. 確かめた事実、3. 対応の経緯(日時・したこと・担当)、4. 原因、5. 再発防止策(担当・期限)、6. 社内に共有したいこと | 1. 確かめた事実、2. 影響、3. 当社の対応、4. 再発防止策、5. 今後のご連絡、「以上」 |
| 確認 | 承認・確認・作成の印 | なし |
Excelは「社内向け」「お客様向け」の2シートで、どちらもA4縦1枚に縮めて印刷します。受付方法・種類・状況は一覧から選べるので、報告書の書き方がそろい、あとで件数を数えやすくなります。Wordは社内向け(A4縦2ページ)とお客様向け(A4縦1枚)を別のファイルにしています。空欄のWordは、書く欄をクリックすると案内の薄い文字が消えます。
記入例:エアコンの室外機の音のお申し出
記入例は、報告書の書き方の記事の例文21「お客様の申し出の第一報(上司へ)」の、その後をまとめたものです。例文21では、10月28日にエアコンを取り付けたお客様から、室外機の音が大きいとお電話があり、15時に山本が伺うところまでを上司に伝えていました。記入例では、架空の会社「株式会社かえで空調サービス」の工事課が、伺った結果と対応、原因、再発防止策を報告します。例文21で「B様」と書いたお客様は、記入例では「北川様」(架空)としています。
| 欄 | 記入例(社内向け) |
|---|---|
| 受付 | 10月30日(金)14:00・電話・事務 高橋・種類は「作業」・状況は「完了」 |
| お申し出の内容 | 「10月28日に取り付けてもらったエアコンの室外機の音が大きい。夜、寝室の窓の外からブーンという低い音がして眠れない。取り付けた日から続いている。一度見に来てほしい。」 |
| 確かめた事実 | 室外機の脚の下に敷く防振ゴム4つが付いておらず、振動がベランダの床に伝わって低い音が出ていた。室外機とエアコンの本体に故障はなかった |
| 対応の経緯 | 10/30 14:00 受付 → 14:10 部長に第一報 → 15:00 伺って確認 → 15:30 ご説明と翌日の約束 → 16:50 部長に報告 → 10/31 10:00 防振ゴムを付けて据え直し、北川様と音を確認 → 11/2 その後の様子を伺い、書面をお送りした |
| 原因 | 直接の原因:防振ゴムの付け忘れ。その背景:チェック表に項目がなく、取り付けたあとに運転中の音を確かめる手順もなかった |
| 再発防止策 | チェック表に「防振ゴム(4か所)」を足す(11月6日)。取り付けのあとにお客様と音と振動を確かめる(11月6日から)。10月にベランダに室外機を置いた12件を写真で確かめる(11月13日) |
お客様向けの記入例は、同じお申し出について北川様にお送りする書面で、確かめた事実・影響・当社の対応・再発防止策・今後のご連絡を書いています。社内向けにある社内の担当者どうしのやりとり(部長への報告など)や、12件の確認は書いていません。
日付(10月28日の取り付け、14時の受付、15時に伺う、17時までの報告)は例文21と同じです。会社名・人名、10月30日という日付、原因、直した日、再発防止策、12件は、記入例のために足した架空のものです。
お申し出を受けたときに聞いておくこと
クレーム報告書の中身は、最初にお申し出を受けたときに聞けたことで決まります。電話や店頭で受けるときは、次の6つを聞いて書き留めておくと、報告書の受付の欄とお申し出の内容がそのまま書けます。
| 聞くこと | 報告書の欄 | 記入例では |
|---|---|---|
| お名前と連絡先、連絡のつく時間 | お客様 | 北川様(戸建て) |
| いつの、何の商品・作業か | お客様・対象 | 10月28日のエアコンの取り付け |
| 何が、どう困っているか | お申し出の内容 | 室外機の音が大きく、夜眠れない |
| いつから続いているか | お申し出の内容 | 取り付けた日から |
| どうしてほしいか | お申し出の内容 | 一度見に来てほしい |
| いつ、誰が、次の連絡をするか | 対応の経緯 | 15時に山本が伺う |
最後の「次の連絡」は、その場で約束します。原因がわからないうちは、「何時までに、誰が、何をお知らせするか」だけを約束し、原因や対応の中身はその場で決めつけません。
項目ごとの書き方
受付の欄(日時・方法・受付者・種類・状況)
いつ、どの方法で、誰が受けたかを書きます。種類と状況を一覧から選ぶと、月末に「どの種類のお申し出が何件あり、何件が対応中か」を数えられます。状況は、対応が続いているうちは「対応中」にし、お客様に最後のご連絡をしたら「完了」にします。
お申し出の内容
お客様の言葉に近い形で、かぎかっこで書きます。受けた人の感想(「かなりお怒り」など)は書かず、何が、いつから、どう困っているかを残します。電話で受けたときは、誰が書き取ったかも添えます。
確かめた事実
現地や記録で確かめたことを書きます。お申し出の内容と、確かめた事実を分けておくと、「お客様はこう感じた」と「実際にはこうだった」が混ざりません。まだ確かめていないことは「まだ確かめていません」と書きます。
対応の経緯
1行に1つの時刻で、したこと・わかったことと、担当を書きます。上司への報告や、お客様との約束(何時に伺う、何日に直す)も1行にすると、約束を守れたかがあとで確かめられます。
原因
直接の原因と、その背景を分けて書きます。記入例は、直接の原因が「防振ゴムの付け忘れ」、その背景が「チェック表に項目がなく、運転中の音を確かめる手順もなかった」です。人の名前を原因にせず、手順や仕組みのどこに穴があったかとして書くと、対策が具体的になります。
再発防止策
対策ごとに、担当と期限を書きます。記入例の3つ目のように、同じことがほかのお客様にも起きていないかを確かめる対策も入れておくと、次のお申し出を防げます。
社内に共有したいこと
ほかの担当者が同じことを起こさないために、知っておいてほしいことを1〜2文で書きます。報告書を回覧したとき、ここだけ読めば要点がわかるようにします。
お客様向けの書面
前文でお詫びを1回書き、本文は「確かめた事実」「影響」「当社の対応」「再発防止策」の4つに絞ります。お客様と一緒に確かめたこと(記入例では、運転中の音が小さくなったこと)を書くと、対応が終わったことが伝わります。最後に、気になることがあったときの連絡先(担当者と電話番号)を書きます。
クレーム報告書の例文(事実・影響・対応・再発防止)
記入例とは別の場面の例文です。どれも、事実・影響・対応・再発防止の4つに絞っています。会社・数字はすべて架空です。
社内の共有の例文
| 場面 | 事実 | 影響 | 対応 | 再発防止 |
|---|---|---|---|---|
| 通販の商品の取り違え | 10月20日にお届けした商品が、ご注文のMサイズではなくLサイズだった | 11月1日の行事に着る予定で、お届けし直しが必要になった | 10月24日にMサイズを速達で発送し、10月25日に届いたことをお電話で確かめた | 出荷の前に、伝票とタグのサイズをバーコードで照らし合わせる(物流課、11月5日から) |
| 店舗のレジの待ち時間 | 10月17日(土)の13時ごろ、レジの待ちが約15分になり、お客様からお申し出があった | 列に並ばれたお客様が、途中で買い物をやめて帰られた | その場でお詫びし、2台目のレジを開けた。13時30分に待ちがなくなった | 土日の12〜14時は、レジを2台開ける人の配置にする(店長、10月24日から) |
| 作業の時間の連絡もれ | 10月22日の点検で、伺う時刻を前日にお知らせしていなかった | お客様が外出の予定を変え、1時間お待たせした | 当日にお詫びし、次回の点検の日時を書面でお知らせした | 前日の15時までに、伺う時刻をメールでお知らせする(点検課 全員、10月27日から) |
お客様へのお詫びと対策の例文
| 場面 | 例文 |
|---|---|
| 通販の商品の取り違え | このたびは、ご注文と異なるサイズの商品をお届けし、申し訳ございません。10月20日にお届けした商品が、ご注文のMサイズではなくLサイズでした。10月24日にMサイズを速達でお送りし、10月25日にお受け取りいただいたことを確かめました。今後は、出荷の前に伝票と商品のサイズを機械で照らし合わせます。 |
| 店舗のレジの待ち時間 | 10月17日(土)にご来店いただいた際、レジで長くお待たせし、申し訳ございません。13時ごろ、レジの待ちが約15分になっていました。当日は2台目のレジを開け、13時30分に待ちがなくなりました。10月24日から、土日の12時から14時は、レジを2台開けられるように人を配置します。 |
| 作業の時間の連絡もれ | 10月22日の点検の際、伺う時刻を前日にお知らせしておらず、1時間お待たせしてしまい、申し訳ございません。次回の点検の日時は、同封の書面のとおりです。今後は、点検の前日の15時までに、伺う時刻をメールでお知らせします。 |
お客様向けは、社内向けの4つの中身を、お客様から見た順(何があったか、何をしたか、これからどうするか)に並べ直しています。社内の部署名や担当者の名前、社内でのやりとりは書いていません。
よくある書き間違い
- お申し出の内容に、受けた人の感想を書く:「かなりお怒りでした」では、何に困っているのかが伝わりません。お客様の言葉に近い形で書きます
- お申し出の内容と、確かめた事実が混ざる:「音が大きい」はお申し出、「防振ゴムが付いていなかった」は確かめた事実です。欄を分けて書きます
- 対応の経緯に時刻がない:お客様との約束を守れたかが、あとで確かめられません
- 原因を「担当者の不注意」で終わらせる:その背景にある手順や仕組みの穴まで書くと、再発防止策が具体的になります
- お客様向けの書面に、社内のやりとりを書く:部長への報告や、社内の確認の話は社内向けにだけ書きます
クレーム報告書と経緯報告書の使い分け
| 報告すること | 起点 | 使うテンプレート |
|---|---|---|
| お客様からのお申し出の内容と対応を、社内で共有し、お客様にお詫びと対策を伝える | お客様の申し出 | このテンプレート |
| 自社で気づいたミスやシステムの不具合など、起きたできごとの経緯を、取引先や上司に時系列で説明する | 自社で気づいたできごと | 経緯報告書のテンプレート |
| 仕事中の物損・社用車のこすり傷・小さなけがなどを、社内で上司に報告する | 事故 | 事故報告書(社内用)のテンプレート |
| 修理・交換などの作業の内容と結果を、お客様に伝える | 作業 | 作業報告書のテンプレート |
お客様のお申し出から始まった件でも、取引先の会社(元請けや管理会社など)に、経緯を時系列で詳しく説明するよう求められたときは、経緯報告書の社外向けを使います。そのときは、お申し出を受けた日時を時系列の表の最初の行に書きます。
毎月の作成を楽にするには
クレーム報告書は、お申し出があるたびにそのつど書く書類です。一方で、お申し出の件数や種類、対応の状況は、毎月まとめて経営や委託元に報告することが多い数字です。受付方法・種類・状況を一覧から選んで書いておくと、月末に件数を数えて、月次の報告書に写せます。
毎月の報告書の型は、業務報告書・月報のテンプレートで配っています。カスタマーサポートを受託する会社が委託元に出す月次の報告書の完成形は、BPOの月次業務報告書のサンプルで見られます(数字・社名は架空)。おまかせレポートは、こうした毎月の報告書の作成を、元のデータを共有ドライブに入れていただくだけで引き受けます。今お使いの書式をそのまま再現し、人が元データと数字を突き合わせてから納品します。所見やコメントは下書きとしてお渡しし、御社で確かめてから御社の名前で出していただきます。
今お使いの報告書を1本お預かりして、同じ型で1回分を作る無料のお試しも受け付けています。
よくある質問
Q.クレーム報告書と経緯報告書は、どう使い分けますか?
お客様からのお申し出(苦情・ご指摘)が起点なら、クレーム報告書を使います。お申し出の内容を残し、社内で共有するのが目的です。自社で気づいたミスやシステムの不具合など、お申し出がなくても起きたできごとの経緯を取引先や上司に説明するときは、経緯報告書を使います。
Q.お申し出の内容は、どう書けばいいですか?
お客様の言葉に近い形で書きます。「かなりお怒り」「しつこい」のような、受けた人の感想や評価は書きません。記入例のように、お電話の内容をかぎかっこで書き、誰が書き取ったかを添えると、あとで読む人がお申し出をそのまま受け取れます。
Q.お客様向けの書面には、何を書きますか?
確かめた事実、お客様にどんな影響があったか、当社がしたこと、同じことを起こさないために変えたことの4つと、今後の連絡先です。社内の担当者どうしのやりとりや、社内の事情は書きません。お詫びは前文で1回にし、本文は事実で書きます。
Q.原因がまだわからないうちに、社内で共有してもいいですか?
共有します。状況を「対応中」にし、確かめた事実と、まだわからないこと、次に何をいつ確かめるかを書きます。原因がわかったら同じ報告書に書き足し、状況を「完了」にします。お客様への第一報も、原因を待たずに、わかっていることと次の連絡の時刻を伝えます。
Q.WordとExcelのどちらを使えばいいですか?
お客様向けの書面は、文書の形のWordが向いています。社内向けは、Excelなら受付方法・種類・状況を一覧から選べるので、同じ書き方で集めやすくなります。中身はどちらも同じ欄です。Word版の表の行は、いちばん下の行の右端の欄でTabキーを押すと足せます。
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