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このテンプレートで毎月作る作業は、まるごと任せることもできます。データや写真を送るだけで、御社の書式に合わせてこちらで作ります。まずは1回分を無料でお作りします。
Microsoft 365・Excel 2016 以降と Google スプレッドシート(PowerPoint は Google スライド)で開けます。社内で自由に書き換えて使ってください(再配布・販売はご遠慮ください)。
毎月の作成の管理には、作成進捗の管理表や送る前のチェックリスト(お役立ち資料・無料)も使えます。
記入例(数字・社名は架空)



このテンプレートのポイント
- このテンプレートは社内の報告用です。役所への報告(労働基準監督署への労働者死傷病報告など)が要るときは、その役所の様式で別に出してください。ファイルの冒頭にも同じ一文を入れています
- 報告書は、発生日時・場所・種類、何をしていたとき・何が起きそうになったか・なぜ起きそうになったか・起きていたらどうなったか・対策の案と、上司が書く職場の対策・コメントの欄です
- Excelの「一覧・集計」のシートは、一覧に発生日・場所・種類・内容・対策・状況を入れると、場所×種類の件数と、対応済み・対応中・未対応の件数が数式で出ます
- 場所(事務所・倉庫・車両・店舗・その他)、種類(転倒・転落・落下物・激突・はさまれ・切れ・こすれ・交通・その他)、状況は一覧から選べます
- 例文は、事務所・倉庫・車両・店舗の13件です。医療・介護のヒヤリハットは扱っていません
このテンプレートは社内の報告用です。役所への報告(労働基準監督署への労働者死傷病報告など)が要るときは、その役所の様式で別に出してください。
ヒヤリハット報告書とは、仕事中に、けがや事故にはならなかったものの、「ヒヤリとした」「ハッとした」できごとを書き留め、同じ場所・同じ作業で事故が起きる前に対策をとるための社内の書類です。1件ずつの報告を集め、どの場所で、どんな種類のヒヤリハットが多いかを数えると、どこから手を打つかが決められます。
このテンプレートは、1件1枚で書く報告書と、1か月の報告を並べて件数を数える一覧・集計のシートを、Excelにまとめたものです。報告書はWordもあります。集計のシートは、一覧に場所と種類を選んで入れると、場所×種類の件数と、対策の状況ごとの件数が数式で出ます。医療・介護・福祉の現場のヒヤリハットは扱っていません。
テンプレートの中身
| シート | 書くこと | 読み手が知りたいこと |
|---|---|---|
| 報告書(1件1枚・A4縦) | 報告日、報告者、発生日時、場所、種類、くわしい場所/何をしていたとき、何が起きそうになったか、なぜ起きそうになったか、起きていたらどうなったか、対策の案/職場の対策(対策・担当・期限・状況)、上司のコメント、確認印 | どこで、何が起きそうになったか。同じことが起きないように何をするか |
| 一覧・集計(1か月・A4横) | 部署・拠点、対象期間、作成者、作成日/一覧(No.・発生日・場所・種類・何が起きそうになったか・対策・状況)/場所×種類の件数、状況ごとの件数(数式) | どの場所・どの種類が多いか。対策は終わったか |
場所は「事務所・倉庫・車両・店舗・その他」、種類は「転倒・転落・落下物・激突・はさまれ・切れ・こすれ・交通・その他」、状況は「対応済み・対応中・未対応」から選びます。場所と種類は、報告書と一覧で同じ選び方にしています。
| 種類 | どんなときに選ぶか |
|---|---|
| 転倒 | すべる・つまずくなどで、転びそうになった |
| 転落 | 椅子・脚立・階段など、高い所から落ちそうになった |
| 落下物 | 棚の物や荷台の荷物が、落ちそう・崩れそうになった |
| 激突 | 人や物にぶつかりそうになった |
| はさまれ | 台車・扉・機械などに、手や足をはさみそうになった |
| 切れ・こすれ | 刃物・角などで、切りそうになった |
| 交通 | 車・自転車を運転していて、ぶつかりそうになった |
Wordの報告書は、Excelの報告書のシートと同じ欄のA4縦1枚です。空欄のWordは、書く欄をクリックすると案内の薄い文字が消えます。どのファイルも、冒頭に「社内の報告用」の一文を入れています。
集計のシートの数式
「一覧・集計」のシートの上の表は、下の一覧から件数を数えます。入れるのは一覧だけで、色の付いた欄は数式です。
- 場所×種類の件数:一覧の「場所」と「種類」が、その行と列の名前と同じものを COUNTIFS で数えます
- 合計:行ごと・列ごとに SUM で足します。右下が、その月の報告の件数です
- 状況ごとの件数:一覧の「状況」が対応済み・対応中・未対応のものを COUNTIF で数えます
0件の欄は空欄で出ます。空欄のファイルの一覧は25行で、行が足りないときは、表の途中の行を選んで「挿入」で足すと、数える範囲も広がります。月が変わったら、シートをコピーして一覧を空にして使います。
記入例:倉庫の棚の箱が落ちそうになった
記入例は、事務所・倉庫・店舗と配送の車両がある架空の会社の、2026年10月のヒヤリハットです。報告書のシートは、そのうちの1件(No.6)です。
| 欄 | 記入例(報告書) |
|---|---|
| 発生日時・場所・種類 | 10月14日(水)10:20ごろ・倉庫・落下物(第2倉庫 C列の棚の上の段) |
| 何をしていたとき | 棚の上の段(高さ約1.8m)から、出荷する段ボール箱(約8kg)を下ろしていた |
| 何が起きそうになったか | 箱を手前に引いたとき、上に重ねていた別の箱が一緒に滑り、顔の前に落ちてきた。とっさに手で押さえ、床には落ちなかった |
| なぜ起きそうになったか | 上の段に箱を2つ重ねて置いていた。脚立を使わず、背伸びをして箱を引いた |
| 起きていたらどうなったか | 箱が頭や顔に当たっていたかもしれない |
| 対策の案 | 上の段には箱を重ねて置かない。上の段の箱を下ろすときは、脚立を使う |
| 職場の対策 | 「重ねて置かない」の表示(10/16 対応済み)、通路ごとに脚立(10/23 対応済み)、朝礼で共有(10/15 対応済み) |
一覧・集計のシートの記入例は、10月の13件です。場所×種類の件数は次のとおりで、集計のシートの数式で数えた結果と同じです。
| 場所 | 件数 | 内訳 |
|---|---|---|
| 事務所 | 3件 | 転倒1、転落1、激突1 |
| 倉庫 | 4件 | 転倒1、落下物1、激突1、はさまれ1 |
| 車両 | 3件 | 交通2、落下物1 |
| 店舗 | 3件 | 転倒1、落下物1、切れ・こすれ1 |
| 合計 | 13件 | 対応済み8件、対応中3件、未対応2件 |
種類では、落下物と転倒が3件ずつで最も多く、倉庫が4件で場所の中では最も多い月でした。会社・人名・件数はすべて架空です。
項目ごとの書き方
発生日時・場所・種類
発生日時は、わからなければ「10:20ごろ」と書きます。場所と種類は一覧から選び、くわしい場所には、建物・部屋・棚の列など、対策をとる場所がわかるところまで書きます。
何をしていたとき
どんな作業を、何を使って、どんな姿勢でしていたかを書きます。記入例の「棚の上の段(高さ約1.8m)から、段ボール箱(約8kg)を下ろしていた」のように、高さや重さがわかると、対策(脚立・置き場所)が決めやすくなります。
何が起きそうになったか
何が、どうなりそうになったかを、見たとおりに書きます。「危なかった」だけでは、何が起きかけたのかがわかりません。
なぜ起きそうになったか
物の置き方、場所の明るさ・広さ、手順、急いでいたかなど、思い当たることを書きます。本人の注意だけでなく、置き方や道具の話を書くと、職場で変えられる対策が出てきます。
起きていたらどうなったか
そのまま起きていたら、どうなっていたかを1文で書きます。同じヒヤリハットでも、起きていたときの被害が大きいものから先に手を打つ目安になります。
対策の案と職場の対策
報告した人は、自分で気をつけることと、職場で変えてほしいことを書きます。上司は、職場の対策として、何を・誰が・いつまでにするかと、状況(対応済み・対応中・未対応)を書きます。一覧の状況と合わせておくと、未対応の件数が集計のシートに出ます。
集計の読み方:どこから手を打つか
集計のシートは、件数を数えて終わりではなく、次に何をするかを決めるために使います。記入例の10月の13件では、次のように読めます。
| 見るところ | 記入例の10月 | 読み方 |
|---|---|---|
| 場所の合計 | 倉庫が4件で最も多い | 倉庫の通路・棚・階段を、まとめて見回る |
| 種類の合計 | 落下物と転倒が3件ずつ | 落下物は棚・荷台・陳列棚と場所がばらばら。「上の段に重い物を置かない」を全部の場所の決まりにする |
| 状況 | 未対応2件(倉庫の曲がり角のミラー、階段のテープ) | 未対応の対策に、担当と期限を決める。翌月の集計で対応済みになったかを見る |
| 先月との比べ方 | (記入例は1か月分) | シートを月ごとにコピーし、同じ場所・同じ種類が続いていないかを見る |
1件ずつの報告では「たまたま」に見えることも、1か月分を並べると、同じ場所や同じ種類が重なっていることがわかります。記入例でも、倉庫では「台車」に関係するヒヤリハットが、はさまれと激突の2件ありました。
報告を集めるには、書く手間を小さくすることも大切です。報告書の欄は、何をしていたとき・何が起きそうになったか・なぜ・起きていたら・対策の案の5つにしぼり、1件あたり数行で書けるようにしています。紙で書くのが難しい現場では、口頭で上司に伝え、上司が一覧に1行で書き足す方法もあります。
ヒヤリハット報告書の例文(事務所・倉庫・車両・店舗)
一覧・集計のシートの記入例から、場所ごとに2件ずつ並べます。会社・数字はすべて架空です。
| 場所 | 種類 | 何が起きそうになったか | 対策 |
|---|---|---|---|
| 事務所 | 転倒 | コピー機の前の床の電源コードに足を引っかけ、転びそうになった | コードをカバーで覆い、壁ぎわに沿わせた |
| 事務所 | 転落 | 高い棚のファイルを取るとき、キャスター付きの椅子に乗ったら椅子が動いた | 事務所に踏み台を1台置いた |
| 倉庫 | はさまれ | 台車で荷物を運ぶとき、台車と棚の間に手をはさみそうになった | 通路の狭い所に表示を貼り、台車の押し方を共有する |
| 倉庫 | 激突 | 倉庫の曲がり角で、台車を押してきた人とぶつかりそうになった | 曲がり角にミラーを付ける |
| 車両 | 交通 | 交差点を左に曲がるとき、左後ろから来た自転車に気づくのが遅れ、急ブレーキをかけた | 左折の前に、ミラーと目で左後ろを確かめることを朝礼で共有した |
| 車両 | 落下物 | カーブを曲がるとき、荷台の段ボール箱が崩れそうになった | 荷台の箱は、ベルトで留めてから出発する |
| 店舗 | 転倒 | 雨の日、入口のマットの外の濡れた床で、お客様がすべりそうになった | 雨の日は入口に長いマットを敷き、30分ごとに床を拭く |
| 店舗 | 切れ・こすれ | 段ボールをカッターで開けるとき、刃が箱を突き抜けて手の近くまで来た | 刃が深く出ない段ボール用のカッターに替える |
例文の「何が起きそうになったか」は、何をしていたときに、何が、どうなりかけたかを1文にしています。対策は、注意を呼びかけるだけでなく、物(カバー・踏み台・ミラー・カッター)や手順(ベルトで留める・床を拭く)を変えるものにしています。
よくある書き間違い
- 「ヒヤリとした」「危なかった」だけで終わる:何をしていて、何が、どうなりかけたかを書きます
- 原因を「不注意」とだけ書く:物の置き方、場所、道具、手順など、職場で変えられることまで書きます
- 場所や種類の書き方がばらばら:「倉庫」「第2倉庫」「倉庫内」が混ざると、件数を数えられません。一覧から選び、くわしい場所は別の欄に書きます
- 対策の状況を更新しない:対応が終わったら「対応済み」に変えます。未対応の件数が、次に手を打つものの一覧になります
- けがや損害が出たのに、ヒヤリハット報告書で済ませる:けがや物の損害が出たときは、事故報告書を使います
ヒヤリハット報告書と事故報告書の使い分け
| 報告すること | 使うテンプレート |
|---|---|
| けがや損害は出なかったが、ヒヤリとしたできごとを報告し、月の件数を集計する | このテンプレート |
| けがや物の損害が出た事故を、社内で上司に報告する | 事故報告書(社内用)のテンプレート |
| 取引先に迷惑をかけたできごとの経緯を、時系列で説明する | 経緯報告書のテンプレート |
| お客様からのお申し出の内容と対応を、社内で共有する | クレーム報告書のテンプレート |
毎月の報告を楽にするには
ヒヤリハットは、件数を毎月まとめて、社内の安全の会議や経営に報告することが多い報告です。このテンプレートの「一覧・集計」のシートに1か月分を入れれば、場所×種類と状況ごとの件数までは数式で出ます。残るのは、先月と比べてどうだったか、どこから手を打つかの文を書くことです。
毎月の報告書の型は、業務報告書・月報のテンプレートでも配っています。おまかせレポートは、毎月同じ型で出す報告書やレポートの作成を、元のデータを共有ドライブに入れていただくだけで引き受けます。どんな仕上がりになるかは、架空の会社で作った実物サンプル集で見られます。今お使いの報告書を1本お預かりして、同じ型で1回分を作る無料のお試しも受け付けています。
よくある質問
Q.ヒヤリハット報告書と事故報告書は、どう分けますか?
けがも物の損害も出なかったときはヒヤリハット報告書、けがや物の損害が出たときは事故報告書を使います。ヒヤリハットの報告を集めておくと、同じ場所・同じ作業で事故が起きる前に、置き方や手順を変える対策がとれます。
Q.報告者の名前は、書いてもらったほうがいいですか?
会社の決め方しだいです。名前があると、上司がくわしい様子を聞きに行けます。名前を書くのをためらって報告が減るようなら、報告者の欄を空欄でも出せるようにする方法もあります。どちらにしても、報告した人を責めない決まりにしておくと、報告が集まりやすくなります。
Q.集計のシートの件数は、どうやって数えていますか?
一覧の「場所」と「種類」の組み合わせごとに COUNTIFS で数え、状況ごとの件数は COUNTIF で数えています。0件の欄は空欄で出ます。一覧の行が足りないときは、表の途中の行を選んで挿入すると、数える範囲も一緒に広がります。
Q.医療・介護の現場のヒヤリハットにも使えますか?
このテンプレートは、事務所・倉庫・車両・店舗などの仕事を想定しています。医療・介護・福祉のヒヤリハットや事故の報告は、施設の決まりや自治体の様式があるため、扱っていません。そちらの様式を使ってください。
Q.WordとExcelのどちらを使えばいいですか?
1件ずつ紙で書いて出すならWord、月の件数を場所・種類ごとに数えるならExcelが向いています。Excelの報告書のシートと、Wordの報告書は同じ欄です。Wordで集めた報告も、月末にExcelの一覧に1行ずつ写せば、件数が数式で出ます。
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