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Microsoft 365・Excel 2016 以降と Google スプレッドシート(PowerPoint は Google スライド)で開けます。社内で自由に書き換えて使ってください(再配布・販売はご遠慮ください)。
毎月の作成の管理には、作成進捗の管理表や送る前のチェックリスト(お役立ち資料・無料)も使えます。
記入例(数字・社名は架空)





このテンプレートのポイント
- 予算・実績・見込みの3シートは、同じ並びの科目×12か月の表です。売上総利益・販管費・営業利益・経常利益と、粗利率・営業利益率は数式で出ます
- 予実比較のシートで対象月(期の何か月目か)を1つ入れると、当月と累計の予算・実績・差異・予算比、年間予算に対する進捗率、着地見込みが SUMIFS の数式で出ます
- 着地見込みは「累計実績+見込みのシートの残りの月」です。見込みのシートは最初は予算と同じ数字で、見通しが出た月だけ上書きします
- 記入例は、経営会議の月次業績報告の実物サンプル(架空の会社、2026年10月度)と同じ数字です。営業利益は10月の単月で予算を上回っていますが、着地見込みは年間予算にあと1.1百万円届きません
予実管理表とは、勘定科目ごと・月ごとに予算と実績を並べ、差異・予算比・累計・着地見込みを出す表です。今月は計画どおりか、期首からここまでのペースはどうか、このまま行くと期末にいくらで終わりそうかを、毎月同じ表で確かめます。
このテンプレートは、経営企画・経理が月次の試算表をもとに作る予実管理表を、Excelの5シートにしたものです。予算・実績・見込みは同じ形(科目×12か月)にそろえ、予実比較のシートで対象月を1つ入れると、当月・累計・着地見込みが数式で出ます。毎月することは、実績を入れる、見込みを直す、対象月を変える、の3つです。すべてA4横の1枚に収まります。
テンプレートの中身(5シート)
| シート | 書くこと | わかること |
|---|---|---|
| 予算 | 科目×12か月の予算(期初に決めたら書き換えない) | 年間の予算と、月ごとの配分 |
| 実績 | 締まった月の、その月の金額 | 月ごとの実績と、入れた月の合計 |
| 見込み | 見通しが出た月の数字(最初は予算と同じ数字が数式で入っている) | 残りの月にいくら見込むか |
| 予実比較 | 対象月(期の何か月目か)だけ | 当月・累計の差異と予算比、年間予算に対する進捗率、着地見込み |
| 月別の予実 | 入力しない | 売上高・売上総利益・販管費・営業利益・経常利益の、月ごとの差異と予算比 |
科目は、売上高から経常利益までの12行です。入れるのは、売上高、売上原価、人件費、広告宣伝費、その他(外注費など)、営業外損益の6つで、売上総利益・販管費・営業利益・経常利益、粗利率・営業利益率は数式で出ます。
予実比較のシートの数式は次のとおりです。色の付いた欄が数式で、入れるのは対象月だけです。
- 当月の予算・実績=予算・実績のシートで、月番号が対象月と同じ列の金額(SUMIFS)
- 累計の予算・実績=月番号が対象月以下の列の合計(SUMIFS の条件を
"<="&対象月にする) - 差異=実績−予算(費用の行は+が予算より多い)。予算比=実績÷予算
- 進捗率=累計実績÷年間予算。予算どおりの進捗=累計予算÷年間予算(進捗率と比べる相手)
- 着地見込み=累計実績+見込みのシートの、月番号が対象月より大きい列の合計
- 粗利率・営業利益率は、金額の行から割り算で出し、差はpt(ポイント)で出します。営業外損益は、マイナスになることが多く割り算では読めないため、比率を出しません
SUMIFS は、条件に合うセルだけを合計する関数で、条件には 32 や ">32" のような値のほか、セルの参照も書けます(Microsoft サポート:SUMIFS 関数)。空欄のファイルは千円単位(整数)、記入例は百万円単位(小数第1位まで)の表示形式です。
記入例:経営会議の月次業績報告のサンプルと同じ数字
記入例は、経営会議の月次業績報告の実物サンプルと同じ、架空の会社「株式会社ノースブリッジ」の2026年度(4月〜3月)で、10月まで実績が締まった時点です。対象月は7(10月)にしています。単位は百万円です。
| 科目 | 当月の予算 | 当月の実績 | 差異 | 予算比 | 累計の予算 | 累計の実績 | 差異 | 累計の予算比 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 398.0 | 412.6 | +14.6 | 103.7% | 2,650.0 | 2,684.1 | +34.1 | 101.3% |
| 売上総利益 | 159.2 | 165.0 | +5.8 | 103.6% | 1,060.0 | 1,071.9 | +11.9 | 101.1% |
| 販管費 | 117.0 | 121.4 | +4.4 | 103.8% | 818.0 | 832.5 | +14.5 | 101.8% |
| 営業利益 | 42.2 | 43.6 | +1.4 | 103.3% | 242.0 | 239.4 | −2.6 | 98.9% |
| 経常利益 | 41.0 | 42.1 | +1.1 | 102.7% | 236.0 | 233.0 | −3.0 | 98.7% |
| 科目 | 年間予算 | 進捗率 | 予算どおりの進捗 | 着地見込み | 年間予算との差 | 着地の予算比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,800.0 | 55.9% | 55.2% | 4,847.1 | +47.1 | 101.0% |
| 売上総利益 | 1,920.0 | 55.8% | 55.2% | 1,937.1 | +17.1 | 100.9% |
| 販管費 | 1,440.0 | 57.8% | 56.8% | 1,458.2 | +18.2 | 101.3% |
| 営業利益 | 480.0 | 49.9% | 50.4% | 478.9 | −1.1 | 99.8% |
| 経常利益 | 468.8 | 49.7% | 50.3% | 467.3 | −1.5 | 99.7% |
営業利益は10月の単月で予算を1.4上回りましたが、累計では予算まであと2.6です。見込みのシートで11月を部門の見通し(売上高418.0、営業利益45.5)に置き換えても、着地見込みは478.9で、年間予算にあと1.1届きません。単月の予算比だけでは見えないずれを、累計と着地見込みで拾う例です。
当月と累計の数字は、サンプルの「損益の予実」のページ、月次決算報告書のテンプレートの記入例と同じです。4月〜10月の売上高は、サンプルの「事業別の売上」のグラフの月ごとの合計と同じです。11月の見通しは、サンプルの「来月の論点」のページと同じ数字です。年間予算と11月〜3月の予算、4月〜9月の売上高以外の内訳は、記入例のために置いた数字で、予実管理表をExcelで作るの記入例とそろえています。社名・数字はすべて架空です。
項目ごとの書き方
予算のシート
期初に決まった予算を、月ごとに入れます。予算を年間で決めている会社は、売上の季節の山(記入例では、導入支援の売上が12月と3月に増える)を考えて月に配ります。12で割っただけの予算だと、季節の山の月に毎年大きな差異が出て、差異の理由を書く手間が増えます。
予算は、期初に決めたら書き換えません。見直したときは、シートをコピーして修正予算のシートを作ります。
実績のシート
締まった月だけ、その月の金額を試算表から写します。試算表の「期首からの累計」の金額を写すと、予実比較の累計で二重に足されます。速報の数字で入れた月は、確定したあとに直します。
見込みのシート
最初は、すべての欄に予算と同じ数字が数式で入っています。部門から見通しが出た月だけ、数字で上書きします。記入例は11月だけを見通しに置き換え、12月〜3月は予算のままにしています。広告宣伝費は、11月の展示会の費用1.6を10月に払ったため、11月の見込みを予算の7.0から1.6減らしています。シートの上の「見通しの出どころ」に、どの月を、何をもとに書き換えたかを残しておきます。
予実比較のシート
対象月に、期の何か月目かを入れます(4月始まりなら、4月=1、10月=7、3月=12)。対象月を変えると、当月・累計・着地見込みがその月の時点の数字に変わるので、過去の月の会議資料の数字も確かめられます。
達成率を見るときは、累計の予算比(ここまで計画どおりのペースか)と、進捗率(年間の何割まで来たか)を分けて読みます。進捗率は、経過した月数の割合(10月なら7÷12=58.3%)ではなく、隣の「予算どおりの進捗」(累計予算÷年間予算)と比べます。記入例の営業利益は、進捗率49.9%に対して予算どおりの進捗が50.4%で、少し遅れています。
シートの下の「差異の理由・着地見込みのコメント」には、数字 → 理由 → 対応の順で書きます。書き方と例文は予実差異のコメントの書き方と例文にまとめています。
月別の予実のシート
主な5つの科目について、月ごとの予算・実績・差異・予算比を並べます。入力はせず、予算と実績のシートの数字が出ます。記入例の営業利益は、8月・9月に予算比93.5%・96.4%と下がっていて、累計の未達がこの2か月で広がったことがわかります。
よくある書き間違い
- 予算を途中で書き換える:それまでの月の予算比が変わり、配った会議資料と合わなくなります。修正予算のシートを足します
- 実績のシートに累計の金額を入れる:予実比較の累計が二重に足されます。予実比較の累計の実績と、試算表の累計を毎月突き合わせます
- 対象月を変え忘れる:当月の列が先月のままになります。予実比較のシートの見出し(当月(10月)など)で確かめます
- シートごとに科目の行がずれる:行を挿入するときは、予算・実績・見込み・予実比較の4シートで同じ位置に入れます
- 数式の欄に数字を打ち込む:色の付いた欄に上書きすると、翌月から計算が合わなくなります。見込みのシートだけは、見通しの月を上書きして使います
この表を使って毎月どう回すか(締め・差異・原因・会議・見込みの修正の流れと役割分担)は「予実管理のやり方」で、同じ記入例の数字を使って説明しています。
あわせて使えるテンプレート
- 毎月の損益を、予算・前年と比べてコメントつきで報告するとき:月次決算報告書のテンプレート(Excel)
- 経営会議にスライドで出すとき:経営会議資料のテンプレート(PowerPoint)。同じ会社・同じ月の記入例です
毎月の作成を楽にするには
| 方法 | 向いている場合 | 残る手間 |
|---|---|---|
| このテンプレートを使う | 科目が数十行まで、部門が少ない | 試算表からの転記、見込みの更新、コメント |
| 会計ソフトの出力から自動で埋める | 毎月同じ形式で試算表を出力できる | 仕組みを作る手間と、科目が変わったときの直し |
| 作成を任せる | 部門ごとのファイルを手で足している、会議資料までまとめて手放したい | 試算表と予算を送るだけ。仕上がりの確認 |
経営会議の資料の作り方と、締め日から会議までの段取りは、経営会議資料の作り方にまとめています。
おまかせレポートでは、試算表と予算のファイルを共有ドライブに入れていただくだけで、御社の書式のまま予実管理表や経営会議資料を作ります。差異コメントは下書きとしてお出しし、御社で確かめてから、御社の名前で報告していただきます。数字の確定や会計上の判断は御社で行っていただきます。経営企画・経理向けの内容は経営会議資料・月次決算報告の作成代行にまとめています。
今お使いの予実管理表を1回分お預かりして、同じ型で作る無料のお試しも受け付けています。
よくある質問
Q.4月始まりでない会社でも使えますか?
使えます。予算のシートの月の名前(4月〜3月)を、期首の月から順に書き換えます。実績・見込み・予実比較・月別の予実のシートの見出しは、予算のシートを参照しているので一緒に変わります。月番号(1〜12)は「期の何か月目か」なので変えません。
Q.勘定科目を増やしたいときは?
販管費の内訳は、人件費からその他までの行の途中に行を挿入すると、販管費の合計の数式に入ります。挿入は予算・実績・見込みの3シートで同じ位置に行い、予実比較のシートにも同じ行を足して、上の行の数式をコピーします。科目の並びがシートごとにずれると、数字が合わなくなります。
Q.期の途中で予算を見直したら、どうしますか?
予算のシートは書き換えずに残し、シートをコピーして「修正予算」のシートを作ります。予算を上書きすると、それまでの月の予算比が変わり、配った会議資料の数字と合わなくなります。修正予算と比べたいときは、予実比較のシートをコピーし、検索と置換で数式の中の「'予算'!」を「'修正予算'!」に置き換えます。
Q.部門別に管理したいときは?
部門ごとにこのファイルを1つずつ作るか、部門ごとに予算・実績のシートを分けます。全社の数字は、部門のファイルの同じセルを足し合わせます。部門が多くなり、手で足す作業が毎月の負担になってきたら、集計を自動にするか、作成を任せる時期です。
Q.会計の判断も手伝ってもらえますか?
おまかせレポートは資料づくりを引き受けます。数字の確定や会計上の判断は御社で行っていただき、確定した試算表と予算から、予実管理表や経営会議資料を毎月同じ型で作ります。
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