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このテンプレートで毎月作る作業は、まるごと任せることもできます。データや写真を送るだけで、御社の書式に合わせてこちらで作ります。まずは1回分を無料でお作りします。
Microsoft 365・Excel 2016 以降と Google スプレッドシート(PowerPoint は Google スライド)で開けます。社内で自由に書き換えて使ってください(再配布・販売はご遠慮ください)。
毎月の作成の管理には、作成進捗の管理表や送る前のチェックリスト(お役立ち資料・無料)も使えます。
記入例(数字・社名は架空)




このテンプレートのポイント
- 結論(要旨)、調査の目的、調査の方法、結果(主な数字)、考察、提案・今後の対応、この調査でわからないこと、確認印の欄を、上からこの順に並べています
- 結論をいちばん上に置き、目的と方法はその後ろにしました。読み手は最初の3行で、何がわかって何をすればよいかをつかめます
- Excelは、回収率(回答の数÷対象の数)と、主な結果の前回との差(pt)を数式で出します
- Excelの「結果の集計」のシートは、設問ごとに選択肢と回答数を入れると、割合・平均点・■の数で表すグラフが出ます。単一回答の設問は、回答数の合計が回答者数と合うかも確かめます
- 社内の調査に限ったテンプレートです。不祥事の調査(第三者委員会)、役所に出す調査結果、建物・地質の調査の報告書には使えません
調査報告書とは、仕事で調べたことの結果と、そこからわかったこと、次にすることを、上司や会議に伝える書類です。お客様アンケートの集計、市場や他社の調べもの、業務の時間や件数の調べものなど、社内で行った調査の報告に使います。読み手が知りたいのは「何がわかったか」「その数字は信じてよいか」「何をすればよいか」の3つです。
このページのテンプレートは、社内で行った調査(業務の調べもの・市場調査・アンケート)の報告用です。不祥事の調査(第三者委員会)、役所に出す調査結果(石綿の事前調査など)、建物・地質の調査の報告書は扱っていません。
テンプレートは、調査報告書をA4縦の1枚(Wordは2ページ)にまとめたものです。いちばん上に「結論(要旨)」の欄を置き、目的・方法・結果・考察・提案の順に続けました。Excelには、アンケートの設問ごとに回答数を入れると、割合・平均点・グラフが数式で出る「結果の集計」のシートも付けています。報告書の欄と記入例は、WordとExcelで同じです。
テンプレートの中身(報告書の欄と結果の集計)
| 欄 | 書くこと | 読み手が知りたいこと |
|---|---|---|
| 見出し | 件名、宛先、報告日、報告者、調査の期間、報告書の番号 | 何の調査の報告か。いつのことか |
| 1. 結論(要旨) | わかったことと提案を1〜3行で | 結局どうだったか。何をすればよいか |
| 2. 調査の目的 | 何を決めるために調べたか | なぜこの調査をしたか |
| 3. 調査の方法 | 調査の対象、調査の方法、比べる調査、対象の数・回答の数・回収率 | 数字をどこまで信じてよいか |
| 4. 結果(主な数字) | 項目ごとの今回・前回・差(pt)とメモ | 結論の根拠になる数字 |
| 5. 考察 | 結果からわかったこと(事実)と、考えられる理由(推測) | 数字が何を意味するか |
| 6. 提案・今後の対応 | 対応、担当、期限 | 誰が、何を、いつまでにするか |
| 7. この調査でわからないこと | 答えなかった人の考え、因果関係など、確かめられないこと | 結論をどこまで広げてよいか |
| 確認の欄 | 承認・確認・作成の印 | - |
Excelの2枚目「結果の集計」は、アンケートの設問ごとの表です。設問1つにつき、回答の形式(単一回答・複数回答を一覧から選ぶ)、回答者数、選択肢と回答数を入れます。最後に、自由記述の回答を分類して件数を数える表があります。
数式は次のとおりです。色の付いた欄が数式で、白い欄に数字と文を入れます。
- 回収率=回答の数÷対象の数
- 主な結果の差=今回−前回。率どうしの差なので、pt(ポイント)で出します
- 割合=回答数÷回答者数。複数回答の設問は割合の合計が100%を超えるので、合計の行は空欄になります
- グラフ=割合を■の数で表します(■1つが5%、100%で20個)
- 平均点=(点×回答数)の合計÷点を入れた選択肢の回答数の合計。満足度のように段階で聞いた設問にだけ、点(大変満足=5〜不満=1など)を入れます
- 確かめ:単一回答の設問で、回答数の合計が回答者数と合わないときは「合計が回答者数と合いません」と出ます。入れ間違いか、「無回答」の行が足りないかを見ます
空欄のファイルの結果の集計は、選択式の設問4問(選択肢6行ずつ)と自由記述1問の形です。選択肢を足すときは、表の途中に行を挿入して上の行をコピーします。選択式の設問が4問より多いときは、シートを右クリックして「移動またはコピー」でシートごとコピーします。
WordとExcelのどちらを使う?
アンケートの集計から報告書まで1つのファイルで作るなら、Excelが向いています。回収率・差・割合・平均点が数式で出るので、数字の転記と計算の間違いが減ります。
文章で説明する部分が長い調べものや、社内の決まりでWordの書式を使うときは、Word版を使います。1ページ目に結論から結果(主な数字)まで、2ページ目に考察から確認の欄までを入れています。Word版には数式がないので、回収率と差は計算して書き入れ、設問ごとの表はExcelの結果の集計のシートで作って別紙として付けます。
記入例:定期利用のお客様アンケート(2026年10月)
記入例は、架空の家事代行の会社「株式会社くらしの手」のお客様相談室が、定期利用のお客様へのアンケートの結果を、サービス部長に報告するものです。対象は420世帯、回答は168件(回収率40.0%)で、前回(2025年10月)と同じ設問で聞いています。
| 項目 | 今回 | 前回 | 差 |
|---|---|---|---|
| 総合的な満足度:大変満足+満足 | 70.2% | 76.5% | −6.3pt |
| 総合的な満足度:やや不満+不満 | 11.3% | 7.4% | +3.9pt |
| 来年も続けたい | 72.0% | 78.5% | −6.5pt |
| 不満の1位:担当スタッフが変わる | 31.0% | 18.1% | +12.9pt |
| 不満の2位:予約の変更が電話でしかできない | 28.0% | 26.2% | +1.8pt |
結果の集計のシートには、4つの設問(総合的な満足度、よかった点、不満な点、来年も続けたいか)の回答数・割合・グラフと、自由記述54件の分類を入れています。総合的な満足度の平均点は3.83点です(5段階、大変満足を5点)。
報告書の本文は、結論で「満足度が6.3pt下がり、不満の1位の『担当スタッフが変わる』が12.9pt増えた」ことを先に書き、考察では事実と推測を分けています。提案は、担当の固定を11月に30世帯で試すことと、Webで予約を変えられるようにするための見積りを取ることです。最後に、答えなかった252世帯の満足度と、担当が変わることと満足度の因果関係は、この調査ではわからないと書いています。
基本の報告書の社内向けの記入例(設備会社の点検報告書の作成時間の調査)とは、別の会社の別の調査です。会社・人・数字はすべて架空です。
項目ごとの書き方
件名・調査の期間
件名だけで、何を調べた報告かがわかるように書きます。「アンケート結果」ではなく、「定期利用のお客様アンケートの結果(2026年10月)」のように、対象と時期を入れます。調査の期間は、回答を受け付けた期間や調べた期間で、報告日とは分けて書きます。
1. 結論(要旨)
報告書を開いた人が最初に読む欄です。1〜3行で、1行目にいちばん大きな数字の変化、2行目にその手がかり、3行目に提案を書きます。
記入例:「総合的な満足度(大変満足+満足)は70.2%で、前回(2025年10月)の76.5%より6.3pt下がりました。」
「いろいろな意見が集まりました」「おおむね好評でした」は結論になりません。数字と、比べる相手(前回・目標)を入れます。
2. 調査の目的
何を決めるための調査かを書きます。「お客様の声を聞くため」では、結果を見ても何を決めればよいかがわかりません。「担当の決め方と予約の受け方を見直すため」のように、調査のあとで決めることを書くと、結論と提案がその問いへの答えになります。
3. 調査の方法
調査の対象(誰を・何を、いつの時点で、どれだけ)、調査の方法(Webアンケート・聞き取り・資料の調査など。設問の数、無記名か)、比べる調査(前回・目標・他社)を書きます。対象の数と回答の数を入れると、回収率が出ます。回収率が低いと、答えた人に偏りがあるおそれがあるので、その分だけ結論を控えめに書きます。
市場調査や資料の調べものは、対象の数に「調べた会社の数」「調べた資料の数」を入れ、どこを調べたか(各社のWebサイト、公的な統計など)と、調べた日を書きます。Webサイトの料金や数字は、あとで変わることがあるためです。
4. 結果(主な数字)
結論の根拠になる数字を、5つまで選びます。すべての設問を並べるのは結果の集計のシートの役目で、本文には結論と提案に関わる数字だけを書きます。メモには、どの設問の数字か(Q1など)と回答数を書きます。
率どうしは、割り算ではなく引き算で比べます。76.5%から70.2%は「6.3pt下がった」です。「8.2%下がった」と書くと、何に対する8.2%なのかがわかりにくくなります。
5. 考察(結果からわかること)
文末で、事実と推測を分けます。記入例は、行の頭に(わかったこと)(考えられる理由)と書いています。「〜でした」は事実、「〜と考えています」は推測です。
自由記述の声は、件数と一緒に使います。記入例では「自由記述54件のうち21件も、担当についての声でした」と書いています。1件だけの強い声を、全体の傾向のように書かないようにします。
6. 提案・今後の対応
考察を受けて、何をするかを、対応・担当・期限の表にします。すぐに全体では決められない提案は、「11月は30世帯で試す」のように小さく試す形にし、次の調査でどう確かめるかまで書きます。
7. この調査でわからないこと(注意点)
答えなかった人の考え、因果関係、調べていない対象など、この調査では確かめられないことを書きます。読み手が結論を広げすぎないためと、次の調査で何を足すかを決めるためです。書いておいても報告書の信頼は下がらず、読み手と数字の読み方がそろいます。
結果の集計のシート
設問の文は、回答者に見せた文をそのまま書き、選択肢も聞いた順に並べます。単一回答の設問で答えなかった人がいるときは、「無回答」の行を足すと、回答数の合計が回答者数と合います。点は、満足度など段階で聞いた設問にだけ入れ、ほかの設問は空けておきます。
自由記述は、そのまま貼らずに分類して件数を数え、主な声を要約します。名前や住所など、個人や家がわかる書き方はしません。
報告書の書き方の基本(結論から書く、事実と推測を分ける)は、報告書の書き方と例文にまとめています。
調査報告書の例文3つ(アンケート・市場調査・業務の調べもの)
どれも「結論 → 方法 → 結果 → 提案 → わからないこと」の順です。会社・数字は架空です。
例文1:お客様アンケート(記入例)
- 結論:総合的な満足度(大変満足+満足)は70.2%で、前回の76.5%より6.3pt下がりました。不満の1位は「担当スタッフが変わる」(31.0%)で、前回より12.9pt増えています
- 方法:定期利用のお客様420世帯に、メールでWebアンケートを送りました(無記名・選択式4問と自由記述1問)。回答は168件、回収率40.0%です
- 提案:担当を2名までに固定する組み方を、11月に30世帯で試します。2027年4月に同じ設問で調べ、ほかのお客様と満足度を比べます
- わからないこと:答えなかった252世帯の満足度と、担当が変わることと満足度の因果関係
例文2:市場調査(近くの地域の料金の調べもの)
- 結論:2時間の定期プランの料金は、近くの地域で受け付けている5社で1回7,000〜9,900円(平均8,520円)でした。当社の8,400円は平均より120円安く、値下げの必要は小さいと考えます
- 方法:2026年10月20日に、5社のWebサイトの料金表を調べました(税込み・交通費を除く)。担当を固定するかどうかは、各社の「よくある質問」のページで確かめました
- 結果:担当を固定すると書いているのは5社のうち3社で、そのうち2社は固定に追加の料金がかかります
- 提案:料金は今のままにし、担当の固定を追加の料金なしで約束できるかを、例文1の試行の結果を見て決めます
- わからないこと:各社で実際に担当が変わる頻度は、Webサイトからはわかりません
例文3:業務の調べもの(紙の申請書)
- 結論:社内で紙で回している申請書は14種類、月に約320件でした。このうち6種類(月約250件)は、今使っているグループウェアの申請の機能で受け付けられます。この6種類から電子にすることを提案します
- 方法:2026年9月の1か月に総務部に届いた申請書を、種類ごとに数えました。各部の担当者5名に、1件を書く時間を聞きました
- 結果:件数が多いのは、交通費の精算(月約110件)、備品の購入(約60件)、休暇の届(約45件)です
- わからないこと:1件を書く時間は5名への聞き取りで、全社の平均ではありません
いくつかの候補を比べて1つをすすめる調べもの(3社のシステムの比較など)の書き方は、報告書の書き方の記事の例文4にあります。
よくある書き間違い
- 結論が最後にある:目的と方法から書き始めると、読み手は最後まで読まないと何がわかったのかがつかめません。結論を最初の3行に書きます
- 割合だけで、回答数を書かない:「60%が満足」でも、5件のうち3件と500件のうち300件では重みが違います。回答数と回収率を必ず並べます
- 複数回答の割合を足す:複数回答は1人がいくつも選ぶので、割合を足すと100%を超えます。「31.0%と28.0%で、59.0%が不満」のように足したり、円グラフにしたりしません
- 重なりを、原因のように言い切る:「担当が変わったから満足度が下がった」と言い切らず、「重なっている」「と考えています」と書き、確かめる方法を提案に入れます
- 自由記述をそのまま貼る:同じ内容の声をまとめ、件数と要約で書きます。個人がわかる言葉は残しません
ほかの報告書との使い分け
| 報告すること | 使う報告書 |
|---|---|
| 調べたことの結果と提案(アンケート・市場調査・業務の調べもの) | 調査報告書(このページ) |
| 1回きりの仕事の結果や、数字の少ない調べもの | 基本の報告書(社内向け) |
| 毎月続く業務の実績(件数・時間・目標) | 業務報告書・月報 |
| プロジェクトが予定どおり進んでいるか | 進捗報告書 |
| 研修で学んだことや、出張・視察の結果 | 研修報告書・出張報告書 |
| 不祥事の調査、役所に出す調査結果、建物・地質の調査 | このサイトのテンプレートでは扱いません |
不祥事の調査報告書は、日本弁護士連合会の「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」(2010年)のように、別の考え方でまとめられています。石綿(アスベスト)の事前調査の結果は、一定の規模以上の解体・改修工事では、所轄の労働基準監督署長に電子で報告することになっています(石綿障害予防規則 第4条の2)。こうした報告は、それぞれの決まりや様式に従ってください。
毎月の報告書づくりを楽にするには
| 方法 | 向いている場合 | 残る手間 |
|---|---|---|
| このテンプレートを使う | 年に1〜2回の調査、設問が少ない | 回答数の転記、考察と提案の文 |
| 集計を自動にする | 毎月同じ設問のアンケートや、毎月同じ数字を調べている | 仕組みを作る手間と、設問を変えたときの直し |
| 作成を任せる | 毎月のアンケートや問い合わせの集計を、同じ型の報告書にしている | 元のデータを送るだけ。仕上がりの確認 |
集計を自動にする方法は「月次報告書を自動で作る方法」で比べています。
おまかせレポートでは、毎月同じ型で出す報告書を、データや集計表を共有ドライブに入れていただくだけでお作りします。毎月のお客様アンケートの集計のように、数字を入れ替えて同じ型で出す報告書が向いています。当社の名前は入れず、所見やコメントは下書きとしてお渡しし、御社で確かめてから御社の名前で出していただきます。
今お使いの報告書を1回分お預かりして、同じ型で作る無料のお試しも受け付けています。
よくある質問
Q.調査報告書と、ふつうの報告書は何が違いますか?
調査報告書は、報告書のうち調べた結果を伝えるものです。ふつうの報告書の欄(結論・事実と数字・今後の対応)に、調査の目的と方法、この調査でわからないことの欄を足します。どう調べたかを書いておくと、読み手が数字をどこまで信じてよいかを判断でき、次に同じ調査をするときも同じ方法でくり返せます。
Q.アンケートの回答数が少ないときは、どう書けばいいですか?
割合だけでなく、回答数(例:168件のうち118件)を必ず並べます。5件のうち3件は60%ですが、1件違うだけで20pt動きます。回答の少ない設問は「12件のうち5件」のように件数で書き、この調査でわからないことの欄に、回答が少なく傾向までは言えないことを書きます。
Q.グラフはExcelのグラフの機能で作ったほうがいいですか?
会議で映す資料や、色を分けたいときは、Excelのグラフの機能が向いています。結果の集計のシートで選択肢と割合の列を選び、[挿入]から横棒グラフを選ぶと作れます。テンプレートの■のグラフは数式なので、回答数を書き換えるとすぐ長さが変わり、Googleスプレッドシートでもそのまま表示されます。
Q.市場調査を外部の調査会社に頼んだときも使えますか?
社内で報告するための書式として使えます。調査会社の報告書を受け取ったら、結論・主な数字・自社にとっての意味・提案を、この書式の1枚にまとめて上司に出すと、全体をつかみやすくなります。数字は調査会社の報告書から写し、出典として報告書の名前と日付を書きます。
Q.不祥事の調査や、役所に出す調査結果にも使えますか?
使えません。不祥事の調査報告書には、日本弁護士連合会の第三者委員会ガイドラインのような別の考え方があり、石綿の事前調査の結果のように、役所への報告の方法が決まっているものもあります。このテンプレートは、社内で上司や会議に出す調査の報告用です。
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