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事故報告書(社内用)のテンプレート(Word・Excel・書き方・記入例)

仕事中の物損、社用車のこすり傷、休業しない小さなけが、商品の破損などを、社内で上司・会社に報告するための事故報告書のテンプレートです。このテンプレートは社内の報告用です。役所への報告(労働基準監督署への労働者死傷病報告など)が要るときは、その役所の様式で別に出してください。

無料でダウンロード(登録なし)

Microsoft 365・Excel 2016 以降と Google スプレッドシート(PowerPoint は Google スライド)で開けます。社内で自由に書き換えて使ってください(再配布・販売はご遠慮ください)。

毎月の作成の管理には、作成進捗の管理表や送る前のチェックリスト(お役立ち資料・無料)も使えます。

記入例(数字・社名は架空)

事故報告書(社内用)のテンプレート(Word・Excel・書き方・記入例)の記入例(事故報告書のシート)
記入例:事故報告書のシート
事故報告書(社内用)のテンプレート(Word・Excel・書き方・記入例)の記入例(事故報告書(Word・1ページ目))
記入例:事故報告書(Word・1ページ目)
事故報告書(社内用)のテンプレート(Word・Excel・書き方・記入例)の記入例(事故報告書(Word・2ページ目))
記入例:事故報告書(Word・2ページ目)

このテンプレートのポイント

  • このテンプレートは社内の報告用です。役所への報告(労働基準監督署への労働者死傷病報告など)が要るときは、その役所の様式で別に出してください。ファイルの冒頭にも同じ一文を入れています
  • 欄は、宛先・報告日・報告者・事故の種類、発生日時・場所・関係した人、何が起きたか、被害・影響(人のけが・物の損害・仕事への影響)、発生直後の対応、原因、再発防止策、上司のコメント、添付、確認印です
  • 事故の種類(物損・車両・けが・商品の破損・その他)は、Excelでは一覧から選べます
  • 記入例は、社用車を会社の倉庫の駐車場にバックで停めるときに、バンパーを柱にこすった物損です(けが人なし・架空)

このテンプレートは社内の報告用です。役所への報告(労働基準監督署への労働者死傷病報告など)が要るときは、その役所の様式で別に出してください。

事故報告書(社内用)とは、仕事中に起きた物損や小さなけが、社用車の事故、商品の破損などについて、何が起き、どんな被害があり、どう対応したかと、原因・再発防止策を、上司や会社に伝える社内の書類です。読み手が知りたいのは「けが人はいるか」「何がどれだけ壊れたか」「仕事は止まるか」「また起きないか」の4つです。

このテンプレートは、社内で上司・会社に報告するときに使う事故報告書を、WordとExcelで同じ欄にしたものです。被害・影響を「人のけが」「物の損害」「仕事への影響」に分けて書き、原因は直接の原因とその背景に分け、再発防止策に担当と期限を書く形にしています。

このテンプレートで扱う事故・扱わない事故

扱う(社内の報告) 扱わない
物損(台車を壁にぶつけた、棚を倒したなど) 役所に出す報告(労働基準監督署・運輸支局などへの報告)
社用車のこすり傷・小さな接触 医療・介護・福祉の事故の報告(施設や自治体の決まった様式があります)
休業しない小さなけが 報告が要るかどうか、労災に当たるかの判断、保険の手続き
商品・備品の破損 -

役所への報告には、出し先と様式が法令で決まっているものがあります。たとえば、労働者死傷病報告は労働安全衛生規則の第97条、自動車事故報告書は自動車事故報告規則の第2条・第3条に定めがあります(どちらも e-Gov 法令検索)。報告が要るかどうかは、条文と所轄の役所で確かめてください。このページでは、その判断や手続きは扱いません。

テンプレートの中身

欄 書くこと 読み手が知りたいこと
頭 表題(社内用)、番号、冒頭の一文、宛先、報告日、報告者、事故の種類(物損・車両・けが・商品の破損・その他) 誰が、誰に、何の事故を報告しているか
発生の欄 発生日時、発生場所、関係した人(所属と人数) いつ、どこで
1. 何が起きたか 何をしていたときに、何が、どうなったか 何が起きたか
2. 被害・影響 人のけが、物の損害、仕事への影響 けが人はいるか。何がどれだけ壊れたか。仕事は止まるか
3. 発生直後の対応 日時と、したこと(安全の確認、写真、上司への連絡など) すぐに何をしたか
4. 原因 直接の原因と、その背景 なぜ起きたか
5. 再発防止策 対策・担当・期限 また起きないか
6. 上司のコメント・添付・確認 上司のコメント、添付(写真の枚数)、承認・確認・報告者の印 -

Excelは1シートで、A4縦1枚に縮めて印刷します。Wordは同じ欄のA4縦2ページ(2ページ目は原因から)です。空欄のWordは、書く欄をクリックすると案内の薄い文字が消えます。ファイルの冒頭にも、このページの冒頭と同じ一文を入れています。

記入例:社用車のバンパーのこすり傷

記入例は、架空の会社の営業課の社員が、営業から戻って社用車(ライトバン)を本社倉庫の駐車場にバックで停めるときに、車の左後ろのバンパーを倉庫の柱にこすった物損です。けが人はいません。

欄 記入例
事故の種類・発生日時 車両・2026年10月27日(火)17:40ごろ
発生場所・関係した人 本社倉庫の駐車場(北側の柱の前の区画)・営業課 1名(運転していた報告者)
何が起きたか 社用車を倉庫の駐車場にバックで停めるとき、車の左後ろのバンパーを倉庫の柱にこすった。速さは人が歩くくらいで、すぐに車を止めて降り、確かめた
被害・影響 人のけが:なし。物の損害:バンパーに長さ約20cmのこすり傷(へこみはなし)、柱の塗装が約10cmはがれた。仕事への影響:なし
発生直後の対応 17:40 周りの安全と傷を確かめた → 17:45 写真3枚 → 17:50 部長に電話 → 翌日9:00 総務部に報告書と写真を出した
原因 直接の原因:ミラーだけで見て、窓を開けて目で確かめなかった。その背景:夕方で暗く、柱が照明の陰。慣れない区画に停めた
再発防止策 柱に反射テープ(総務部、11月6日)、北側の照明を1つ増やす(総務部、11月中)、柱の近くでは窓を開けて目でも確かめる(営業部 全員、10月29日から)

会社・人名・数字はすべて架空です。記入例では、保険や修理の手続きには触れていません。社内でどの部署が受け持つかは、会社の決まりに合わせてください。

項目ごとの書き方

事故の種類

物損・車両・けが・商品の破損・その他から選びます。社用車で物をこすったときは「車両」、台車や荷物で壁を傷つけたときは「物損」のように、社内で分け方をそろえておくと、あとで件数を数えやすくなります。

発生日時・発生場所・関係した人

発生日時は、わからなければ「17:40ごろ」と書きます。発生場所は、建物の名前だけでなく、区画や柱の位置まで書くと、対策(照明・目印)の場所がそのまま決まります。関係した人は、所属と人数を書きます。

何が起きたか

何をしていたときに、何が、どうなったかを、見たとおりに書きます。「不注意でぶつけた」のような評価ではなく、「バックで停めるとき、左後ろのバンパーを柱にこすった」と、動きと位置を書きます。速さや距離など、あとで原因を考えるのに要ることも添えます。

被害・影響

人のけが・物の損害・仕事への影響の3つに分けます。けががないときも「なし」と書きます。けがをした人がいるときは、けがの有無と人数を書き、くわしい様子は社内の決まりに従って担当の部署に伝えます。物の損害は、何に、どこに、どれくらいの大きさの傷があるかを書きます。

発生直後の対応

1行に1つの時刻で、安全の確認、写真、上司への連絡など、したことを書きます。誰に、いつ伝えたかが残っていると、連絡が漏れていないかを確かめられます。

原因

直接の原因と、その背景を分けて書きます。記入例は、直接の原因が「窓を開けて目で確かめなかった」、背景が「夕方で暗い」「柱が照明の陰」「慣れない区画」です。背景を書くと、本人が気をつけるだけでなく、場所や手順を変える対策が出てきます。

再発防止策

対策ごとに、担当と期限を書きます。場所を変える対策(反射テープ・照明)と、やり方を変える対策(窓を開けて目で確かめる)を組み合わせると、1つの対策が守られなかったときにも防げます。

上司のコメント・添付

上司が、対策で足りないこと、ほかの部署や拠点にも広げることを書きます。添付には、写真の枚数と何を写したかを書きます。

写真の撮り方と、報告書を出すまでの流れ

事故報告書は、あとから読む人が現場を見ていないことを前提に書きます。文だけで伝えにくい位置や大きさは、写真で補います。

写真 撮り方 記入例では
全体(引き) 事故の場所と周りがわかるように、少し離れて撮る 車を停めた区画と柱の位置
傷・壊れた所(寄り) 傷の大きさがわかるように、メジャーや定規を当てて撮る バンパーのこすり傷(約20cm)2枚、柱の塗装のはがれ(約10cm)1枚
原因に関係する所 暗さ・死角・置き方など、原因の欄に書いたことがわかる所を撮る (記入例では撮っていない。照明の陰になる柱を撮っておくと、対策の説明に使える)

報告書を出すまでの流れは、会社の決まりに合わせます。記入例では、次の順で進めています。

  1. けが人がいれば手当てを先にし、周りの安全を確かめる
  2. 上司に電話や口頭で第一報を入れる(記入例では17:50)
  3. 写真を撮り、時刻と、したことを書き留める
  4. この報告書を書いて、上司と担当の部署に出す(記入例では翌日の9:00)
  5. 上司のコメントと再発防止策の担当・期限を決め、確認の印をもらう

報告書は、記憶が新しいうちに、その日か翌日までに書くと、時刻や位置を正しく書けます。再発防止策の期限が来たら、対策が終わったかを上司の欄に書き足しておくと、同じ報告書で最後まで追えます。

事故報告書の例文

記入例とは別の場面の例文です。会社・数字はすべて架空です。

場面 何が起きたか 被害・影響 原因 再発防止策
物損(台車) 10月20日 15:10ごろ、2階の廊下で、台車で段ボール箱6箱を運んでいるとき、曲がり角で台車の角が壁に当たった 人のけが:なし。物の損害:壁紙に長さ約5cmの破れ。仕事への影響:なし 箱を高く積み、前が見えないまま曲がった 台車に積む高さを胸の位置までにする。曲がり角の壁に保護の板を付ける
商品の破損 10月23日 11:00ごろ、倉庫で出荷前の箱を棚から下ろすとき、手がすべって箱を床に落とした 人のけが:なし。物の損害:中のガラスの花びん2個が割れた。仕事への影響:同じ商品を別の在庫から出荷し、お届けの日は変わらなかった 箱の外に「ワレモノ」の表示がなく、片手で持ち上げた 割れ物の箱には入荷のときに表示を貼る。上の段の箱は両手で下ろす
小さなけが 10月24日 14:30ごろ、店舗のバックヤードで、段ボールをカッターで開けるとき、刃が箱を突き抜けた 人のけが:1名(手の軽い切り傷。手当てのあと作業を続けた)。物の損害:なし。仕事への影響:なし 刃を長く出したまま、手前に向けて切った 刃が深く出ない段ボール用のカッターに替える。切る方向を朝礼で共有する

けがの例文は、けがの有無・人数と、手当てのあと作業を続けたかだけを書いています。だれがけがをしたかや、けがのくわしい様子は、社内の決まりに従って担当の部署に伝えます。

よくある書き間違い

  • 「不注意で」「うっかり」で済ませる:何をしていて、どう動いたかを書かないと、原因と対策が出てきません
  • 被害を「少し」「軽く」とぼかす:傷の長さ、壊れた数、止まった時間など、数字で書きます
  • けががないときに、人のけがの欄を空けておく:空欄だと、書き忘れなのか、けががないのかがわかりません。「なし」と書きます
  • 発生直後の対応に、上司への連絡の時刻がない:連絡が遅れていないかを、あとで確かめられません
  • 再発防止策に担当と期限がない:誰がいつまでにするかを書かないと、対策が進みません

事故報告書・ヒヤリハット報告書・経緯報告書の使い分け

報告すること 使うテンプレート
けがや物の損害が出た事故を、社内で上司に報告する このテンプレート
けがや損害は出なかったが、ヒヤリとしたできごとを報告し、月の件数を集計する ヒヤリハット報告書(社内用)のテンプレート
システムの不具合や納品の誤りなど、取引先に迷惑をかけたできごとの経緯を説明する 経緯報告書のテンプレート
お客様からのお申し出の内容と対応を、社内で共有する クレーム報告書のテンプレート
作業中にお客様の設備を傷つけたことを、作業の結果と一緒にお客様に伝える 作業報告書のテンプレート

毎月の報告を楽にするには

事故報告書は、事故が起きたときにそのつど書く書類です。社内では、事故とヒヤリハットの件数を毎月まとめて、安全の会議や経営に報告することがあります。事故の種類を一覧から選んで書いておくと、月末に件数を数えやすくなります。月の件数を場所・種類ごとに数える表は、ヒヤリハット報告書のテンプレートの「一覧・集計」のシートを、事故の一覧にも使えます。

毎月の報告書の型は、業務報告書・月報のテンプレートでも配っています。おまかせレポートは、毎月同じ型で出す報告書やレポートの作成を、元のデータを共有ドライブに入れていただくだけで引き受けます。どんな仕上がりになるかは、架空の会社で作った実物サンプル集で見られます。今お使いの報告書を1本お預かりして、同じ型で1回分を作る無料のお試しも受け付けています。

よくある質問

Q.役所に出す事故の報告にも使えますか?

使えません。このテンプレートは社内の報告用です。労働者死傷病報告や自動車事故報告書のように、出し先と様式が法令で決まっている報告があります。報告が要るときは、その役所の様式で別に出してください。報告が要るかどうかは、条文と所轄の役所で確かめてください。

Q.けがをした人がいるときは、どう書きますか?

人のけがの欄に、けがの有無と人数を書きます。けがのくわしい様子は、社内の決まりに従って、担当の部署に伝えます。この報告書は、上司や関係する部署で回して読むことが多いため、記入例も、だれがけがをしたかや、けがのくわしい様子は書かない形にしています。

Q.事故報告書とヒヤリハット報告書は、どう分けますか?

けがや物の損害が出たときは事故報告書、出なかったけれどヒヤリとしたときはヒヤリハット報告書を使います。ヒヤリハットのうちに報告を集めておくと、同じ場所で事故が起きる前に対策がとれます。

Q.原因に「本人の不注意」と書いてはいけませんか?

書いてもかまいませんが、それだけでは対策が「気をつける」で終わります。記入例のように、直接の原因(ミラーだけで見ていた)と、その背景(駐車場が暗い、慣れない区画だった)を分けて書くと、照明を増やす・目印を付けるなど、仕組みで防ぐ対策が出てきます。

Q.WordとExcelのどちらを使えばいいですか?

中身は同じ欄です。手書きに近い感覚で文章を書くならWord、事故の種類を一覧から選んで、あとで件数を数えたいならExcelが向いています。Word版の表の行は、いちばん下の行の右端の欄でTabキーを押すと足せます。

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